
「素干し桜えび」は、由比漁港で競り落とした桜えびを天日で干し、パックに詰めました。
天日で仕上げた照りと艶、香ばしさが特長です。
そのままでも、食べられますが、加熱(炒める、揚げるなど)するとより、香ばしさが増します。
「素干し桜えび」の出来るまで、おすすめレシピを紹介します。
「素干し桜えび」とは

桜えびは、静岡県駿河湾で年2回の漁期に水揚げされます。漁は夜間に行われ、競りは翌朝に行われます。
天気の良い日に、競り落とした桜えびを自社干場で天日干しし、パックに詰めたものが「素干し桜えび」です。
「素干し桜えび」が製品になるまで


「素干し桜えび」の最も大切なものは、乾燥加減です。
天気の良い日に、競り落とした桜えびを自社干場の干し網に広げます。乾燥具合を見て、一度全体を返し、最終の乾燥具合を見て、回収します。選別後、パックに詰めたものが「素干し桜えび」です。
その日の気温、湿度、風などの影響により完成までの時間が異なります。そのため、それぞれの漁期の始め頃と終わり頃でも、完成までの時間が異なります。
●春漁期(3月下旬~6月上旬):朝、干し網に広げると昼頃に全体の返し作業を行い、14時頃には回収を行います。
●秋漁期(10月下旬~12月下旬):朝、干し網に広げると15時頃まで、全体の返し作業は行わずに、回収します。その後、別日に、干し網に広げ、乾燥具合を見て回収します。
「素干し桜えび」のおすすめレシピ
下記を参考に、美味しくお召し上がりください。
※他にもオススメの食べ方がありましたら、コメント欄にご記入の上、教えてください。
炊き込みご飯

- 研いだお米(2合)に酒(大さじ1)、みりん(小さじ1)、塩(小さじ1)、淡口しょうゆ(小さじ1.5)と、素干し桜えび(7g)を入れます。
- 水を2合の目盛りまで入れ、よく混ぜて、炊飯してください。
- 炊き上がり後、10分ほどそのまま蒸らしてから、全体を軽く混ぜ、茶碗に盛り付けてください。

・炊飯前に、素干し桜えびをフライパンで少し焼いてから入れると、より香ばしく仕上がります。
・季節の山菜や豆などと一緒に炊飯しても、美味しく仕上がります。

※予約での炊飯は、控えてください。
佃煮

- 素干し桜えび30gを水にサッと浸し、ザルで水切りをします。
- 鍋に砂糖50g、酒50ml、みりん50mlを合わせひと煮立ちさせ、弱火にし、[1.]を入れます。
- 水がなくなるまで、木ベラなどで混ぜ、汁気がなくなったら、ゴマ50gを混ぜて出来上がりです。

・くるみも一緒に入れても美味しいです。

※強く素早く混ぜすぎると、身が折れてしまいます。
※[3]で水気が無くなる頃は、火元を離れないようにしてください。
「素干し桜えび」のまとめ
桜えびと言えば、乾燥した桜えび、というイメージはとても強いです。天日で干した桜えびの風味。その一番の特長である「香ばしさ」を味わうことができます。かき揚げ、焼きそば、お好み焼きなど、様々な料理の具材に少量を入れるだけで、風味のアクセントになります。
桜えびに火を入れることで、より風味が強くなります。
ぜひ、ご家庭で、素干し桜えびをご賞味ください。
よくある質問

Q1.「素干し桜えび」は、冷凍庫で保管した方が良いですか?

A1.常温(直射日光、高温多湿な場所を除く)で保管できます。長期で保管する場合は、冷凍庫でも良いかもしれませんが、何回も出し入れする(温度変化が激しい)と期限内においても風味を損なう恐れがありますので、ご注意ください。保存料などの添加物は一切使用していないため、いずれにしても、お早目にご使用いただくことをお勧めします。

Q2.「素干し桜えび」の色が変わってしまいました。食べられますか?

A2.品質が劣化すると、褐色(オレンジ色、茶色)になります。アンモニアのような匂いを感じたら、食べないでください。状態が不安でしたら、無理をせず、(もったいないですが)廃棄をしてください。
※もったいない、と思い、酸化して劣化した商品を体に取り込むことで、不具合が生じる方がもったいない、と思います。賞味期限を待たずに、お早目にお召し上がりください。
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